ひろげていこう 発達障害のWA!~「困ってる子」という視点からの支援~

アスペルガー症候群やADHD、学習障害、自閉症などの発達障害の子は、困らせる子じゃない「困ってる子」。その視点から困ってることを解決する支援のヒントや工夫を考え、もっと発達障害の子たちから見えてる世界によりそっていきましょう!

楽しそうなアクティビティを発見!発達にでこぼこがあるお子さんでも遊べるように分析してみました。

Facebookでも今朝ご紹介したんですが、走りながらチームでするTic Tac Toe(日本の三目並べ(○×ゲーム)です)がとっても楽しそうで、なおかつ色んな発達の要素を含んだアクティビティなので、ちょっと分析してみたいと思います。まずは、こちらの動画をご覧ください。

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自閉症の人の常同行動ってどういうことかな?

くるくるコマのように回り続けたり
体を前後にゆすったり
自分をたたいたり・・・

自閉症の人たちのこういう行動、どうして起こってるか知ってますか?


これらの行動は、常同行動や自傷行為と呼ばれています。
今日はこれらの自閉症スペクトラム障害の人たちの常同行動や自傷行為を、感覚の世界から見てみたいと思います。

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障害のある人のハンディキャップ(社会的不利)、個人じゃなく社会で考えませんか?

「障害に打ち克つ」とか「障害に負けないように頑張って」っていう風潮がテレビ番組とかでもあったりしますよね。

でもね、障害ってね、障害のある人一人でどうにかするものって考え方はどうなのかな?

障害のある人が抱えるハンディキャップ。これは「社会的不利」って言われるように、障害のある人が、社会で生きて行く中で抱える不利。

だったら障害は、個人でどうにかするものじゃなく、「社会」で向き合うことじゃないのかな?

今日は、そんな事を考えてみたいと思います。

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発達障害の子への障害告知とセルフアウェアネス~自分の強みを知っている事の大切さ~

子供が何かに困ってる時に、

「どうして僕はこれができないんだ!」
っていう状況で、
「それは、あなたがアスペルガー症候群っていう障害があるからよ」
っていうように、障害名以外を使って説明するのって、結構難しいですよね。

お子さんに発達障害がある事を告知するタイミングや告知する理由って様々だと思います。
これ!という正解なんてあるはずないんです。

でも一つだけ避けてもらいたいなって思うのは、上記のような本人が困ってたり悩んでたりする状況で障害の告知をしたり、困ってる状況の時にそれを「障害名」で説明することなんです。そうしちゃうと、障害を「悪い事」としてしか捉えられなくなってしまいますよね。

じゃあ、どういう風に伝えればいいのか?
今日は、「自分」を知ること(セルフアウェアネス)から始める「自分受容」という取り組みから、「障害告知」「障害受容」を考えてみたいと思います。

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つま先歩きをしていた自閉症のお子さん、こんな事にも困ってませんか?

「階段を上る時や下る時、手すりをつかまないと足元がおぼつかなくて怖い。」

「高いところにある物を取ろうとする時バランスを崩す。」

こういう頭の上下の動きがあった時にバランスをキープするって難しいですよね。
自閉症のお子さんには、こういった困難を持ち続ける子が多いんです。

そしてそういったお子さんに共通してるのが、幼かった頃つま先歩きをしていた、または今でもつま先歩きをしているお子さんなんですよね。自閉症の人のつま先歩きって、足裏の極端な触覚過敏っていう一言で済まされる場合が多いんですけど、結構他にも要因はあるんですよ。

頭の上げ下げによって体の重心・バランスが変わっても、ほとんどの人は無意識にその変化を調整し、バランスを崩すことはないんですが、実は、自閉症のお子さんに限らずこういった事が難しい子供や大人の人も結構いるんですよ。

そこで今日は、頭の動きによってかわるバランスに対応が弱い場合について考えてみたいと思います。

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